交通事故直後は、大抵の人は突然のアクシデントに遭遇したことで興奮状態にあります。興奮状態になると、人間の体内にある「アドレナリン」や「βエンドルフィン」という物質が分泌され、痛みを感じにくくさせます。実際に、負傷の程度は良さそうだけど念のため病院へ行こうということで、自分の足でスタスタと救急車に乗り込んだ人が、救急車に乗っている間に興奮が醒め、病院に着いた頃には痛みを自覚し始めて、自力で立つことが出来なくなり、結局ストレッチャーで処置室に運ばれた…という話もあります。打撲や捻挫どころか骨折していても、事故直後の興奮状態では痛みを感じなかった人も実在しているので、交通事故に遭ったらどんなに痛みがなくても必ず早めに病院で診察を受けましょう。

早期受診の理由

  • 早めに対処することで回復が早くなる
  • 事故から10日以上過ぎると、事故との因果関係を証明できない場合がある

交通事故の後遺症は、数か月経って突然発症することもあります。むち打ちがその代表格で、事故直後はほとんど症状に出ずに、病院で「異常なし」と診断されても、翌日から数日後、数か月後になって様々な症状が現れることがあります。また、頭痛や吐き気などは、交通事故が原因じゃなく、単なる自分の体調不良だと考えてそのままにしてしまうこともあります。

交通事故の際、ものすごい衝撃で身体は揺さぶられ、思いがけない方向にS字状の動きを強いられてしまいます。とっさの出来事が起こると反射的に頭部を守ろうとして、首の筋肉が強張ります。どこをうったか覚えていないという人でも、交通事故では大抵、頭部をぶつけていることが多いです。

このように、交通事故でむち打ちになる要因が多くあるので、病院だけではなく、念のため整骨院・接骨院でも診てもらった方がいいと思います。大きい病院などは、診察の間隔が空いてしまったり、待ち時間の長さから体の負担が大きくなりがちになるところをカバーすることができます。

また、むち打ちは後遺症として認められにくいところがあります。たとえ認められても、後遺障害の等級が抑えられてしまい、症状の辛さに反して補償が厳しいといった現実があります。後遺症で苦しまないためにも、早期治療をすることが大切になります。

高速道路の新東名・東北道区間で制限速度120㎞に引き上げする方案が出されましたが、速度が上がる分、事故の危険性も増えてくるので、今まで以上に安全運転を心がけていく必要がありますね。

当院では、交通事故に関する事なんでもお答えしますので是非ご来院下さい。