前回の、”交通事故車の修理or買取?(1)の続きです。

●事故車買取の4つのメリット

車の骨格にダメージがなく、修理費用が数万円程であれば、修復歴もつかないので修理のほうがおススメです。一方で、「フレームが歪んでいるかもしれない」という方は、以下の内容を参考にしてみて下さい。

1.将来的な故障のリスクを気にせず運転できる

事故車を修理すれば外観は綺麗になりますが、内部を事故前の状態に戻すのは困難です。修理に出す場合は、将来の故障の可能性を、納得のいくまで業者に確認しましょう。一方で新車を購入した場合は、いつか故障するのではと気にしながら車を運転することはなくなります。特にご家族を乗せる場合はよく検討したほうが良いです。

2.高く買い取ってもらえる可能性がある

事故車を買い取ってもらえる理由は、海外では日本車の需要がある、パーツを高く売れる、金属資源として再利用できるなどがあります。具体的にいくらで売れるのかは査定してみなければわかりませんが、査定額が高額になるかどうかは、その業者の販売網がどれほどあるかによります。販売網が多ければ、それだけパーツを売れる先を選ぶことができます。

3.世界のどこかで再利用される

事故車とはいえ、大切な車がスクラップとして処分されてしまうのは、持ち主にとっては心が痛むことでしょう。事故車は買い取られた後、世界に向けて販売されます。欧米や日本に比べ、東南アジアでは基本的に安い車の需要があります。しかし一方で、一定の所得を持つ人の間では、安全性のある車(日本車)の需要があることも事実です。事故にあって乗れなくなった車でも、どこかで再利用される可能性があるのは、自動車の持ち主にとって嬉しいことです。

4.新車購入の足しに

事故車の対価として得たお金を、新車購入にまわすことができます。

●事故車買取する際の注意点と補足

1.修復歴がある場合は必ず申告する

自動車を査定に出す際は、修復歴があることを事前に告知する義務があります。故意に報告をしなかった場合、減額される恐れがあります。

2.中古車の場合は修復歴を確かめる

事故に遭った車が中古車の場合、日本自動車査定協会に依頼すると修復歴の有無を有料で確かめられます。費用をかけたくない場合は買取業者に聞いてみましょう。

3.評価損の補填はされにくい

相手に過失があったのに査定額が下がるのは納得がいかないことです。そこで、事故原価額証明書を日本自動車査定協会に発行してもらい、事故原価額を請求することもできます。しかし、事故車になったことによる補填はされにくいのが実際のところです。

4.売るつもりなら修復しない

車をきれいな状態にしてから売るほうが良いと考える方もいると思いますが、買取に出すのであれば修復に出さないほうが良いです。「修復にかかった費用<査定で増額されうる金額」になることはほとんどありません。

事故車を修復に出すか買取を依頼するか決めるには、修復にかかる費用を把握したうえで、新車を購入するのかどうかしっかり検討しましょう。

他にも交通事故に関してわからないことがありましたら、ぜひ当院にご相談ください。