交通事故によって起こる症状には、痛みや不調、違和感などがありますが、今回は痛みを起こすメカニズムについてお話していきます。

交通事故による怪我だけに限らず、怪我を起こすことで痛みを自覚しますが、痛みはどのようにして自覚するのか?

詳しく説明すると専門用語が多くなってしまいかえってわかりづらくなるため、出来る限り専門用語使わずに説明していきます。

怪我をする際に、患部となる怪我を起こしてしまう箇所や関連した部分にストレスが加わり、ストレスを受けることで患部に炎症反応を起こし、炎症は近隣の細胞間を介して徐々に広がっていきます。
また炎症反応が起こることで、ブラジキニンという発痛物質(痛みを感じる物質)が集まり、そこにプロスタグランジンという発痛増強物質(痛みを増強する物質)が放出されることで、じっとしていても痛みを自覚する自発痛を感じるようになります。

この炎症をどれだけ早く取り除くことができるかで症状改善まで、怪我の完治までに期間や時間の差が生じます。

痛みを自覚してから始める治療と違和感段階での治療開始ではその治療効果に大きな差が生じますので、出来るだけ早くに初期処置を受けることが重要な問題になります。

痛みというのは怪我を起こした直後から感じるものばかりではありません。
受傷時の衝撃の強さによっては、患者様のお身体の防御反応は強く働き痛みを感じなくさせたり、感じにくくなったりすることがあります。

なぜ怪我をしているのにもかかわらず、痛みを感じないのかと云いますと、

内分泌ホルモンの影響があります。

 

怪我をした時に衝撃が強いことで身体がびっくりしてアドレナリンというホルモンを体内に放出します。
アドレナリンは身体の興奮状態を高める作用があり、興奮状態では痛みを感じにくくなります。

極端の例では、武道や格闘技の試合中に打撃等によって負傷した箇所にも関わらずにあまり痛みを感じず、試合後に痛みが強くなり検査を行なった結果「骨折」が見つかることもあるほどです。

身体はその時その時の状況で瞬時に対応してくれる能力があります。

しかし対応する能力に頼り過ぎてしまうことで、怪我の悪化を招いたり、いつまでも回復しない状態を残したりしますので、我慢なさらずに適切な治療を受けて早期回復を目指していきましょう。